グルジア紛争をめぐる米露「新冷戦」、NASAの宇宙計画にも影響
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【8月26日 AFP】ロシア軍のグルジア侵攻をめぐって冷却化した米露関係は、米国から国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)への運搬手段を奪ってしまうかもしれない。米専門家らが指摘した。
米航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration、NASA)は、2010年に米国の宇宙飛行士の運搬を長年担ってきたスペースシャトルを引退させることになっているが、その場合、ISSへの運搬手段はロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)に依存することになる。NASAは後継の有人宇宙船として「オリオン(Orion)」の開発を進めているが、実用化は早くても2015年だという。
つまり、米国の宇宙飛行士によるISS往復は、グルジア紛争をめぐる米国とロシアとの「新冷戦」に大きく影響される可能性があるという。
また、グルジア紛争だけではなく、ロシアが軍事的脅威と呼ぶ、ポーランドとチェコにおける米国のミサイル防衛(MD)施設の配備も米露関係において深刻な問題となっており、NASAの宇宙計画にも影響する可能性がある。(c)AFP/Jean-Louis Santini
米航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration、NASA)は、2010年に米国の宇宙飛行士の運搬を長年担ってきたスペースシャトルを引退させることになっているが、その場合、ISSへの運搬手段はロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)に依存することになる。NASAは後継の有人宇宙船として「オリオン(Orion)」の開発を進めているが、実用化は早くても2015年だという。
つまり、米国の宇宙飛行士によるISS往復は、グルジア紛争をめぐる米国とロシアとの「新冷戦」に大きく影響される可能性があるという。
また、グルジア紛争だけではなく、ロシアが軍事的脅威と呼ぶ、ポーランドとチェコにおける米国のミサイル防衛(MD)施設の配備も米露関係において深刻な問題となっており、NASAの宇宙計画にも影響する可能性がある。(c)AFP/Jean-Louis Santini