スピッツァー宇宙望遠鏡、M101銀河で有機分子の存在しない領域とらえる
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【7月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)がとらえたM101銀河(回転花火銀河、Pinwheel galaxy)の周縁部に見える赤色の部分には、同銀河のほかの場所で見られる有機分子が存在していないことが研究により明らかになっている。この周縁部では、初期宇宙と同様に、有機塵(ゆうきじん)が存在しない状態で星が形成される。
M101の外側に見られる赤色や青色の部分は、M101より地球に近いほかの星や、M101よりも遠い銀河が写ったもの。
星の形成についてはいまだに正確な仕組みが分かっておらず、M101ではこのプロセスを比較的高精度で観察することができる。
NASAが提供した画像では、3.6マイクロメートルの波長は青色で、8マイクロメートルの波長は緑、24マイクロメートルの波長は赤色に写っている。
研究では、スピッツァーに搭載された赤外線望遠鏡(infrared array camera)、マルチバンド撮像フォトメーター(MIPS、multiband imaging photometer)、そして赤外分光器(infrared spectrograph)の3つすべての機器が使用された。(c)AFP
M101の外側に見られる赤色や青色の部分は、M101より地球に近いほかの星や、M101よりも遠い銀河が写ったもの。
星の形成についてはいまだに正確な仕組みが分かっておらず、M101ではこのプロセスを比較的高精度で観察することができる。
NASAが提供した画像では、3.6マイクロメートルの波長は青色で、8マイクロメートルの波長は緑、24マイクロメートルの波長は赤色に写っている。
研究では、スピッツァーに搭載された赤外線望遠鏡(infrared array camera)、マルチバンド撮像フォトメーター(MIPS、multiband imaging photometer)、そして赤外分光器(infrared spectrograph)の3つすべての機器が使用された。(c)AFP