【6月1日 AFP】(一部更新、写真追加)国際宇宙ステーション(International Space StationISS)の日本実験棟「きぼう(Kibo)」を載せ、星出彰彦(Akihiko Hoshide)さんら宇宙飛行士7人が乗った米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」は米東部時間5月31日午後5時2分(日本時間6月1日午前6時2分)、フロリダ(Florida)州ケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)から打ち上げられた。

 数分後、無事に軌道に到達した。

 ディスカバリーには故障したISSのトイレの修理用部品も搭載されている。

 NASAの広報官は「最近では最も滞りない打ち上げの1つ」と話した。

 14日間のミッションでは、きぼうの船内実験室を設置する。この実験室は長さ11.2メートル、質量14.8トン、4人分の作業スペースを備えたISSで最大の実験室。また、10メートルのロボットアームも載せている。

 また、ISSのロボットアームに乗っての窒素タンクの交換、「きぼう」の部品取り付けなど3回の船外活動が予定されている。

「きぼう」では医薬品や生物学、生命工学、物質生産、通信などの実験が行われる。船外実験プラットホームは2009年3月にスペースシャトルで打ち上げられる予定。(c)AFP