【5月29日 AFP】(写真追加)家のトイレが詰まっただけでも不便極まりないのに、これが宇宙で起き、しかも人の来訪が予定されているとなれば、事態は深刻だ。

 米航空宇宙局(NASA)が28日、発表したところによると、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)のロシアのサービスモジュール「ズヴェズダ(Zvezda)」に設置されているトイレの汚水処理機能が27日に故障した。

 ISS滞在中のロシア人宇宙飛行士2人とアメリカ人宇宙飛行士1人は、係留されているロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)のトイレ使用を余儀なくされた。3人の宇宙飛行士はその後、修復に成功したという。
 
 NASA広報はAFPの取材に対し、7人の宇宙飛行士を乗せて6月2日にISS到着予定のスペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」に、トイレの交換部品を搭載して宇宙に届けると述べた。(c)AFP