小惑星衝突確率の計算めぐり、NASAが13歳独少年の誤り指摘に反論
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【4月18日 AFP】(4月21日写真追加)小惑星アポフィス(Apophis)が地球に衝突する確率について、ドイツ人少年が米航空宇宙局(NASA)の計算の誤りを指摘し訂正したことをめぐり、NASAは16日、同局が算出した数値の方が正しく、少年の計算は誤りだとする声明を発表した。
NASAの報道官は声明で、「ジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory、JPL)は、2036年にアポフィスが地球に衝突する確率は非常に低い(4万5000分の1)とする予想を変更していない。NASAが欧州宇宙機関(ESA)に少年の計算が正しいと認めたとする新聞報道は正しくない」と述べた。
また、NASAが少年と接触したという報道についても否定。少年の計算が2029年にアポフィスが人工衛星に衝突することに基づいているとの報道に対しては、アポフィスが2029年に衛星が集まる主要軌道付近を通過することはないため、衛星との衝突の可能性は極めて低いとしている。(c)AFP
NASAの報道官は声明で、「ジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory、JPL)は、2036年にアポフィスが地球に衝突する確率は非常に低い(4万5000分の1)とする予想を変更していない。NASAが欧州宇宙機関(ESA)に少年の計算が正しいと認めたとする新聞報道は正しくない」と述べた。
また、NASAが少年と接触したという報道についても否定。少年の計算が2029年にアポフィスが人工衛星に衝突することに基づいているとの報道に対しては、アポフィスが2029年に衛星が集まる主要軌道付近を通過することはないため、衛星との衝突の可能性は極めて低いとしている。(c)AFP