ダーウィン『種の起源』草稿、ネットで公開
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【4月17日 AFP】「進化論」の提唱者として知られる英国の生物学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin、1809-82)の直筆原稿などの膨大な資料が電子化され17日、インターネット上で公開された。
母校ケンブリッジ大学(Cambridge University)で進められているダーウィンの全著作物を電子化する計画の一環で、2万点あまりが閲覧できる。なかでも注目は1859年に出版された『種の起源(The Origin of Species)』の1840年代に書かれた草稿だ。
1831年からの5年におよぶビーグル号(HMS Beagle)の航海経験をつづった『ビーグル号航海記(Beagle Diary)』に関するメモも公開された。この時の航海中、ダーウィンは南米やオーストラリア大陸を訪れ、動植物の標本や化石などを採集している。
公開資料には学術文書ばかりでなく、ダーウィンや家族の写真、著書への批評、新聞記事の切り抜きのほか、米の炊き方を記した直筆レシピなどダーウィンの家庭生活をうかがわせるものも含まれている。
計画を率いるジョン・ヴァンワイヒ(John van Wyhe)教授はこれら資料を「宝の山」と評し、科学史で最も重要な一次資料を誰もが閲覧できる電子化を画期的な進化だと語る。(c)AFP
【関連情報】ダーウィンの資料はこちら(英語)
母校ケンブリッジ大学(Cambridge University)で進められているダーウィンの全著作物を電子化する計画の一環で、2万点あまりが閲覧できる。なかでも注目は1859年に出版された『種の起源(The Origin of Species)』の1840年代に書かれた草稿だ。
1831年からの5年におよぶビーグル号(HMS Beagle)の航海経験をつづった『ビーグル号航海記(Beagle Diary)』に関するメモも公開された。この時の航海中、ダーウィンは南米やオーストラリア大陸を訪れ、動植物の標本や化石などを採集している。
公開資料には学術文書ばかりでなく、ダーウィンや家族の写真、著書への批評、新聞記事の切り抜きのほか、米の炊き方を記した直筆レシピなどダーウィンの家庭生活をうかがわせるものも含まれている。
計画を率いるジョン・ヴァンワイヒ(John van Wyhe)教授はこれら資料を「宝の山」と評し、科学史で最も重要な一次資料を誰もが閲覧できる電子化を画期的な進化だと語る。(c)AFP
【関連情報】ダーウィンの資料はこちら(英語)