【3月21日 AFP】米航空宇宙局(NASA)によると、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)滞在中のスペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」の乗組員2人は21日、同ミッションで4回目となる船外活動を終えた。

 今回、船外活動を行ったのはロバート・ベンケン(Robert Behnken)とマイケル・フォアマン(Mike Foreman)両飛行士。2人は、6時間24分かけて耐熱タイルの新しい修復手法のテストや、ISS設備の修理などを行った。

 2003年にスペースシャトル「コロンビア(Columbia)」が耐熱タイルの傷が原因で爆発事故を起こして以来、タイルの修復は重要な課題になっている。21日の船外活動では新しい修復手法が実際に宇宙で試された。エンデバーが地球に帰還した後、新手法が大気圏再突入時の高熱に耐えることができたか詳しく検証することになっている。

 今ミッションの最後となる5回目の船外活動は22日に行われる。(c)AFP/Jean-Louis Santini