米軍、偵察衛星の撃墜に成功と発表
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【2月21日 AFP】(2月21日 一部更新、写真追加)米国防総省は20日夜、制御不能で落下が懸念されていた偵察衛星の撃墜に成功したと発表した。
声明によると、日本時間21日午後0時26分ごろ、米海軍のイージス艦「レイク・エリー(USS Lake Erie)」が迎撃ミサイルを発射。太平洋上空の高度約250キロの地点で衛星を撃墜した。衛星は宇宙空間を時速1万1265キロで飛行中だったという。
撃墜目的は、衛星に搭載された約450キロのヒドラジンと呼ばれる有毒燃料の入ったタンクを破壊することだった。同省はこれまでに、衛星が地球の大気圏に再突入して人間の居住地域に落下した場合、住民に危険が及ぶ恐れがあるとしていた。
燃料タンクが粉砕されたかどうかは24時間以内に確認できるという。
タンクが撃墜された高度が比較的低いため、衛星の破片は直ちに地球の大気圏に再突入し、大半は2日以内に燃え尽きる見込み。ただ、すべての破片が再突入するには最大40日かかる可能性があるという。
「レイク・エリー」は、最新鋭レーダーが察知した大気圏外の中距離弾道ミサイルを撃墜する迎撃ミサイル「SM-3」を搭載している。今回の偵察衛星の撃墜に備え、弾道ミサイルではなく衛星を認識するようソフトウェアに変更が加えられたという。(c)AFP
声明によると、日本時間21日午後0時26分ごろ、米海軍のイージス艦「レイク・エリー(USS Lake Erie)」が迎撃ミサイルを発射。太平洋上空の高度約250キロの地点で衛星を撃墜した。衛星は宇宙空間を時速1万1265キロで飛行中だったという。
撃墜目的は、衛星に搭載された約450キロのヒドラジンと呼ばれる有毒燃料の入ったタンクを破壊することだった。同省はこれまでに、衛星が地球の大気圏に再突入して人間の居住地域に落下した場合、住民に危険が及ぶ恐れがあるとしていた。
燃料タンクが粉砕されたかどうかは24時間以内に確認できるという。
タンクが撃墜された高度が比較的低いため、衛星の破片は直ちに地球の大気圏に再突入し、大半は2日以内に燃え尽きる見込み。ただ、すべての破片が再突入するには最大40日かかる可能性があるという。
「レイク・エリー」は、最新鋭レーダーが察知した大気圏外の中距離弾道ミサイルを撃墜する迎撃ミサイル「SM-3」を搭載している。今回の偵察衛星の撃墜に備え、弾道ミサイルではなく衛星を認識するようソフトウェアに変更が加えられたという。(c)AFP