スペースシャトル「アトランティス」、ISSへのドッキングを開始
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【2月9日 AFP】飛行3日目を迎えるスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」は9日、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)へのドッキングを開始した。ドッキングは日本時間9日午後8時半に開始され、完了までに約6時間を要する。
米航空宇宙局(NASA)は8日、アトランティスの乗組員はシャトルのロボットアームに取り付けた高精細度カメラで、シャトルの熱防護システムを撮影し、打ち上げ時にはがれ落ちた断熱材の破片で機体が損傷しなかったか点検したと発表した。
シャトルはISSへ接近した際、ISSから熱防護システム全体をビデオ撮影するため機体を360度縦方向に回転させる。
シャトルの熱防護システムの点検は、2003年2月の「コロンビア(Columbia)」号の事故以来、決まった手続きとなっている。コロンビアは打ち上げの際にはがれ落ちた発泡断熱材の破片で機外の断熱タイルが損傷し、大気圏への再突入の際に空中分解を起こした。
■欧州実験棟「コロンバス」
今回のミッションの目的の1つは欧州実験棟「コロンバス(Columbus)」の輸送だ。米国とロシア以外で製造された実験棟がISSに設置されるのは初めて。
コロンバスは、全長約7メートル、直径約4.5メートルの円筒状の実験棟で総重量は10トン。3人まで収容できる。微小重力のもとで生命工学や薬学などの分野の実験を行う。約13億ユーロ(約2000億円)の建造費は主にドイツ、イタリア、フランスが拠出した。(c)AFP
米航空宇宙局(NASA)は8日、アトランティスの乗組員はシャトルのロボットアームに取り付けた高精細度カメラで、シャトルの熱防護システムを撮影し、打ち上げ時にはがれ落ちた断熱材の破片で機体が損傷しなかったか点検したと発表した。
シャトルはISSへ接近した際、ISSから熱防護システム全体をビデオ撮影するため機体を360度縦方向に回転させる。
シャトルの熱防護システムの点検は、2003年2月の「コロンビア(Columbia)」号の事故以来、決まった手続きとなっている。コロンビアは打ち上げの際にはがれ落ちた発泡断熱材の破片で機外の断熱タイルが損傷し、大気圏への再突入の際に空中分解を起こした。
■欧州実験棟「コロンバス」
今回のミッションの目的の1つは欧州実験棟「コロンバス(Columbus)」の輸送だ。米国とロシア以外で製造された実験棟がISSに設置されるのは初めて。
コロンバスは、全長約7メートル、直径約4.5メートルの円筒状の実験棟で総重量は10トン。3人まで収容できる。微小重力のもとで生命工学や薬学などの分野の実験を行う。約13億ユーロ(約2000億円)の建造費は主にドイツ、イタリア、フランスが拠出した。(c)AFP