【12月23日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に物資を届けるため23日、カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)宇宙基地からロシアの補給船プログレスM-62(Progress M-62)が打ち上げられた。今回はISSで活動する乗組員たちへのクリスマスや新年のプレゼントも掲載している。

 モスクワの地上管制の広報担当官によると、 プログレスM-62はグリニッジ標準時(GMT)23日午前7時12分(日本時間同日午後4時12分)、 ソユーズ(Soyuz)ロケットによって発射された。燃料、食料、酸素や工具などを積んだ補給船は予定通り軌道に乗った。ISSとのドッキングは3日後の26日GMT午前8時26分(日本時間同日午後5時26分)を予定している。

 クリスマスには1日遅れの到着だが、今回プログレスは米国人のペギー・ホイットソン(Peggy Whitson)ISS司令官と米航空宇宙局(NASA)のダニエル・タニ(Dan Tani)飛行士へのクリスマス・プレゼントを搭載している。

 また露インタファクス(Interfax)通信によると、3人目の飛行士、ロシアのユーリ・マレンチェンコ(Yury Malenchenko)氏は22日に46歳の誕生日を迎え、ロシアの新年に伝わるプレゼントのほかに誕生日プレゼントも贈られるという。プレゼントの中には同飛行士の好きな映画や音楽のほか、地球上の家族や親類が撮影したホームビデオが含まれると、ノーボスチ・ロシア(RIA Novosti)通信は報じている。

 同通信に答えたロシア科学アカデミー医学・生物学問題研究所(Institute of Medical-Biological Problems)の職員によると、プレゼントに加え「ナッツや蜂蜜を送った。またクリスマスには宇宙ステーションにオレンジやグレープフルーツなど新鮮なかんきつ類を送るのも慣わしになっている」という。(c)AFP