ソーラー飛行機、2008年秋に試作品で有人飛行実施へ
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【11月6日 AFP】太陽エネルギーのみを使うソーラー飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」の試作品での有人飛行が、2008年秋に行われる見通しであることが分かった。気球による初の無着陸世界一周に成功したスイス人科学者、ベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏を中心とするプロジェクトグループが明らかにした。同グループは、ソーラー・インパルスでの世界一周を計画している。
現在、その最先端技術の試験を行うため、サイズの小さい試作品がスイス北部で建造中だが、その翼長はエアバス(Airbus)A340と同程度の61メートルになるという。
成功すれば、2009年には1.5トンのきゃしゃな機体で、夜通し36時間の連続飛行が可能となる。同機はピカール氏が操縦する。
ソーラー飛行機にとっての難題の1つは、ソーラーパネルから十分なエネルギーを蓄電し、夜間飛行に備えること。また、無人飛行はすでに成功しているが、搭乗する操縦士の体の大きさや体重を考慮しなければならない点も、非常に難しい課題となっている。
このプロジェクトには7000万ユーロ(約116億円)が投じられているが、1927年にチャールズ・リンドバーグ(Charles Augustus Lindbergh)が世界で始めて達成した大西洋単独無着陸飛行に、2011年に成功することが目標だ。リンドバーグの場合と違うのは、太陽エネルギーのみを使うこと。
さらには世界一周が予定されており、それが成功すれば、燃料不要の世界一周飛行が史上初めて達成されることになる。
現在、世界6か国から約150人の専門家がソーラー・インパルスの建造に従事しており、空気力学、制御装置、燃料効率、材料、構造などの各分野で新しい境地を開くことが期待されている。
完成した試作品は、機体の重さを2トンに押さえながら、580トンの超大型旅客機エアバス「A380」と同程度の翼長に、250平方メートルのソーラー・パネルを設置することになる。(c)AFP
現在、その最先端技術の試験を行うため、サイズの小さい試作品がスイス北部で建造中だが、その翼長はエアバス(Airbus)A340と同程度の61メートルになるという。
成功すれば、2009年には1.5トンのきゃしゃな機体で、夜通し36時間の連続飛行が可能となる。同機はピカール氏が操縦する。
ソーラー飛行機にとっての難題の1つは、ソーラーパネルから十分なエネルギーを蓄電し、夜間飛行に備えること。また、無人飛行はすでに成功しているが、搭乗する操縦士の体の大きさや体重を考慮しなければならない点も、非常に難しい課題となっている。
このプロジェクトには7000万ユーロ(約116億円)が投じられているが、1927年にチャールズ・リンドバーグ(Charles Augustus Lindbergh)が世界で始めて達成した大西洋単独無着陸飛行に、2011年に成功することが目標だ。リンドバーグの場合と違うのは、太陽エネルギーのみを使うこと。
さらには世界一周が予定されており、それが成功すれば、燃料不要の世界一周飛行が史上初めて達成されることになる。
現在、世界6か国から約150人の専門家がソーラー・インパルスの建造に従事しており、空気力学、制御装置、燃料効率、材料、構造などの各分野で新しい境地を開くことが期待されている。
完成した試作品は、機体の重さを2トンに押さえながら、580トンの超大型旅客機エアバス「A380」と同程度の翼長に、250平方メートルのソーラー・パネルを設置することになる。(c)AFP