ビデオゲーム用衝撃体感ベストが登場、「撃たれる」「刺される」を体感
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【10月23日 AFP】米国の医師が、ビデオゲームの世界の攻撃を体感できるベストを開発した。
血管外科医のMark Ombrellaro氏が開発した「衝撃体感ベスト」3rd Spaceは、空気圧を利用してゲーム内でプレーヤーが攻撃を受けた場所にその衝撃を伝える。これを着用することにより、プレーヤーは「撃たれる」「刺される」「たたかれる」などの感覚を感じられるという。
Ombrellaro氏によると、このベストはもともと医療装置として開発されたもの。インターネットを通して、囚人やへき地に住む高齢者などが健康診断を受けられるようにすることが目的だったという。
医療目的用のベストはさらに高機能で、医師が遠隔操作で患者の体を押すなどすることによって、痛みの有無などが確認できる。現在、米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)がベストを用いた遠隔操作による診断結果の信頼性について確認中で、承認待ち段階にあるという。
Ombrellaro氏は、「テレビ電話で患者と話すことはできる。だが触診も必要だ。このベストにより、遠隔医療は画期的な進歩を遂げるだろう」と述べている。
同氏率いるTN Games社は、2008年初頭までに、重力加速度を疑似体験できるベストを使ったレーシングゲームも発売する予定。ちなみにTN Games社は、マイクロソフト(Microsoft)の地元、ワシントン州レドモンド(Redmond)に拠点を置いていることから、マイクロソフトの関係者が何人か試しに来たという。
「3rd Space」は米国内で11月に、189ドル(約2万1000円)で販売が開始される。(c)AFP
血管外科医のMark Ombrellaro氏が開発した「衝撃体感ベスト」3rd Spaceは、空気圧を利用してゲーム内でプレーヤーが攻撃を受けた場所にその衝撃を伝える。これを着用することにより、プレーヤーは「撃たれる」「刺される」「たたかれる」などの感覚を感じられるという。
Ombrellaro氏によると、このベストはもともと医療装置として開発されたもの。インターネットを通して、囚人やへき地に住む高齢者などが健康診断を受けられるようにすることが目的だったという。
医療目的用のベストはさらに高機能で、医師が遠隔操作で患者の体を押すなどすることによって、痛みの有無などが確認できる。現在、米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)がベストを用いた遠隔操作による診断結果の信頼性について確認中で、承認待ち段階にあるという。
Ombrellaro氏は、「テレビ電話で患者と話すことはできる。だが触診も必要だ。このベストにより、遠隔医療は画期的な進歩を遂げるだろう」と述べている。
同氏率いるTN Games社は、2008年初頭までに、重力加速度を疑似体験できるベストを使ったレーシングゲームも発売する予定。ちなみにTN Games社は、マイクロソフト(Microsoft)の地元、ワシントン州レドモンド(Redmond)に拠点を置いていることから、マイクロソフトの関係者が何人か試しに来たという。
「3rd Space」は米国内で11月に、189ドル(約2万1000円)で販売が開始される。(c)AFP