【10月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は17日、カッシーニ(Cassini)土星周回探査機がとらえた衛星イアペトス(Iapetus)付近から見た土星の画像を公開した。カッシーニ探査機は今年9月に同衛星に最終接近し、周囲を回って土星とその衛星の全体像を撮影した。

 イアペトス(直径1468キロ)は軌道が大きく傾斜しているため土星の輪が画像のように傾いて見えるが、ほかの衛星からは真横に見える。

 画面にはほかの衛星も写っており、中央左端からディオネ(Dione)、輪の左側にエンケラドス(Enceladus)、土星の西側周縁、輪の影に輝くのはミマス(Mimas)、北半球の青味がかった部分の手前にリア(Rhea)、輪の右側にあるのがテティス(Tethys)、画面右下にチタン(Titan)が見える。(c)AFP/NASA