ノーベル医学生理学賞、「ノックアウトマウス」を作成した米英3氏に
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【10月9日 AFP】(一部修正)2007年のノーベル医学生理学賞は、特定の遺伝子の機能を失わせた「ノックアウトマウス(knockout mice)」を作ることに成功したマリオ・カペッキ(Mario Capecchi、米国)、オリバー・スミシーズ(Oliver Smithies、米国)、マーチン・エバンス(Martin Evans、英国)の3氏に贈られることが決定した。
3氏はそれぞれ、マウスの胚(はい)性幹細胞の遺伝子を操作して人間の病気を複製した実験用マウスを作成する方法を発見した功績が認めらた。
審査員によると、ノックアウトマウスは実験用モデルとしてアルツハイマーやガンの原因解明や新薬の実験などに利用される。
これまでにマウスの遺伝子のうち、約半数にあたる1万の機能を失わせることに成功している。
9日には物理学賞、翌10日には化学賞が、11日には文学賞、12日には平和賞が発表される。15日には経済賞が発表され、今年の受賞者が出そろう。
今回の受賞者3氏には金メダル、賞状、賞金が授与され、賞金の1000万クローナ(約1億8000万円)は3人で分けられることになる。(c)AFP/Pia Ohlin
3氏はそれぞれ、マウスの胚(はい)性幹細胞の遺伝子を操作して人間の病気を複製した実験用マウスを作成する方法を発見した功績が認めらた。
審査員によると、ノックアウトマウスは実験用モデルとしてアルツハイマーやガンの原因解明や新薬の実験などに利用される。
これまでにマウスの遺伝子のうち、約半数にあたる1万の機能を失わせることに成功している。
9日には物理学賞、翌10日には化学賞が、11日には文学賞、12日には平和賞が発表される。15日には経済賞が発表され、今年の受賞者が出そろう。
今回の受賞者3氏には金メダル、賞状、賞金が授与され、賞金の1000万クローナ(約1億8000万円)は3人で分けられることになる。(c)AFP/Pia Ohlin