【8月31日 AFP】パリ(Paris)の自然史博物館に、1億1000年前に生息していたとされる巨大ワニ「サルコスクス・インペラトル(Sarcosuchus imperator)」の実物大の模型が登場した。

 仏古生物学者のPhilippe Taquet氏が、40年前にニジェールで発見された化石を調査し、この古代の動物をサルコスクス・インペラトルと名付けた。 

 サルコスクス・インペラトルは通称「サルコ」と呼ばれる水陸両生の肉食動物で、地球上に生息したワニの中で最大のもの。全長は12メートル、体重は10トン。サハラ砂漠にかつて流れていた川に生息し、大きな魚や小型の恐竜を川の中に引きずり込み餌にしていたとみられる。(c)AFP