【東京 24日 AFP】情報収集衛星を搭載したH2Aロケットが、24日午後打ち上げられた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、H2Aロケットの打ち上げは、鹿児島県の宇宙センターから午後1時41分に行われた。

 政府は1998年に北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン」の発射実験を行って以来、4基の衛星による情報収集体制を計画してきた。

 今回の打ち上げは最後の1基となるため、政府によると少なくとも1日に1回地球上の全地点を監視できるようになる。またロケットには、将来の偵察活動に向けた実験に使用される光学3号機の実証機も搭載されている。

 北朝鮮は6か国協議での核施設の稼働停止に合意したが、日本は2006年に核実験を行った北朝鮮に危機感をつのらせている。
 
 写真は2000年8月に打ち上げ準備に入るH2Aロケット。(c)AFP/NASDA/HO