【8月13日 AFP】カナダの携帯情報端末大手ブラックベリー(BlackBerry)は12日、身売りの可能性も視野に入れた「戦略的選択肢」を検討していることを声明で発表し「合弁や戦略提携、社の売却などの可能性」を探る委員会を組織したことを明らかにした。

 声明はまた、新基本ソフト(OS)「ブラックベリー10」を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)の展開のために「価値の向上や販売数の拡大」に向けた道も探るとした。

 スマートフォン市場は米グーグル(Google)の基本ソフト、アンドロイド(Android)を搭載したメーカーと米アップル(Apple)のiPhone(アイフォーン)に独占され、ブラックベリーは厳しい立場に置かれている。

 IT専門調査会社IDCによれば、ブラックベリーの市場シェアは第2四半期に3.7%に縮小し最低を記録した。他方、アンドロイドのシェアは80%近い。(c)AFP