【7月26日 AFP】米ニュージャージー(New Jersey)州ニューアーク(Newark)の検察当局は25日、複数の大手企業のコンピューターに侵入し、7年間に1億6000万人以上のカード情報を盗み出した容疑でロシア人4人とウクライナ人1人を起訴した。米国内で訴追されたハッキング・データ漏えい事件としては最大という。

 起訴状によると、計5人の男は、大手クレジットカード会社や小売業者、金融機関を標的にハッキングを繰り返し、数億ドルの損害を与えたとされる。

 被害に遭った企業には米ナスダック(NASDAQ)、ヨルダン・ビザ(Visa Jordan)、フランス・ベルギー系金融大手デクシア(Dexia)、シンガポール・ダイナースクラブ(Diners Club)などが含まれるが、被害報告を行った3社のみでも損害額は計3億ドル(約300億円)以上に上っている。(c)AFP/ Angus MACKINNON