【5月20日 AFP】米インターネット大手ヤフー（Yahoo!）の取締役会が、人気ブログプラットホーム「タンブラー（Tumblr）」を現金11億ドル（約1100億円）で買収することを承認したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル（Wall Street Journal、WSJ）が19日、伝えた。

　報道が事実であれば、昨年マリッサ・メイヤー（Marissa Mayer）氏がヤフーの最高経営責任者（CEO）に就任して以降最大の買収。経営悪化に苦しむインターネットの草分け企業が再び若いネット世代を魅了する助けになるかもしれない。

　ヤフーもタンブラーも報道に対するコメントを発表してない。ただ、メイヤーCEOは20日にニューヨーク（New York）で記者会見を開く予定だ。ヤフーはこの会見で「何か特別なこと」を明らかにすると述べている。

　タンブラーは若いネット世代から人気があるサービスで、ヤフー復活に向けた鍵となるかもしれない。オンライン調査会社Survataが今年実施した調査によると、13～25歳の世代では、タンブラーが米SNSフェイスブック（Facebook）よりも人気があった。(c)AFP/Veronique Dupont