【3月8日 AFP】交流サイト最大手の米フェイスブック(Facebook)は7日、トップ画面に友人の近況などを表示する機能「ニュースフィード」の刷新を開始した。新デザインでは、まるで「個人に合わせた新聞」のように、パーソナルな情報からグローバルな情報まで幅広いニュースを表示することができるという。

 新しいニュースフィードでは見た目の煩雑さが排除され、友人の投稿やその日話題のニュースなど「明るく、美しいストーリー」が表示される。機能刷新を発表したマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は「世界には、こういった個人に合わせた新聞のための特別な場所がある。第一面やトップニュースのセクションが用意されていたり、知りたい話題について掘り下げていくことができるべき」と語った。

 デスクトップやノートパソコン向けの閲覧ページでは、この新しいニュースフィードを「非常にゆっくりとしたペース」で導入していく予定だという。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末では、数週間以内に導入を開始する。

 技術部門の担当者によると、ニュースフィードはユーザーの興味に合わせて自動的に調整されていく。フィードに表示される写真は、友人の投稿のほか、ユーザー「いいね!」ボタンを押したオンラインのページから収集される。

 例えば、ユーザーが米CNNテレビなどの報道機関のホームページをフォロー(登録)すると、最も多く共有されているニュースや、話題になっているニュースが表示される。音楽や映画が好きな人のニュースフィードには、バンドや人気スター、映画や歌などに関する最新の話題が表示されるはずだという。

 技術担当者はAFPに対し、米グーグル(Google)や米ヤフー(Yahoo!)などのニュースサイトを利用するためにフェイスブックからログアウトすることなく、この新ニュースフィードで「必要なものすべてを手に入れられるようになれば」と期待を語った。(c)AFP/Glenn Chapman