フェイスブックで高齢者の認知能力が鋭敏に、研究
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【2月27日 Relaxnews】高齢者がフェイスブック(Facebook)のアカウントを作ってソーシャルネットワークのデジタルワールドに足を踏み入れると、認知能力がより鋭敏になる――。そんな研究結果が、米ハワイ(Hawaii)で開催された国際神経心理学会(International Neuropsychological Society)の年次総会で発表された。
米アリゾナ大学(University of Arizona)の研究チームが68歳~91歳の男女を対象に行った1次調査によると、フェイスブックの使い方を習った高齢者は、作業記憶(ワーキングメモリ)内の情報の「更新」能力、すなわち新しい情報を素早く記憶したり不要になった情報を迅速に忘れたりする能力が、25%向上したという。
研究を主導したジャネル・ウォルトマン(Janelle Wohltmann)氏は、「社会活動に積極的な人の方が孤独感を感じることが少なく、より多くの社会的支援を得ることができること、また社会に溶け込んでいる人の方が高齢になっても高い認知能力を維持していることは、さまざまな文献でも指摘されている」と述べている。
一方、学術誌「Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking(サイバー心理学、行動、ソーシャルネットワーキング)」に昨年発表された別の研究は、フェイスブックのようなソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を訪問することが有益な情緒的体験だということが呼吸数や脳の活動、瞳孔の拡張から分かったと指摘している。(c)Relaxnews/AFPBB News
米アリゾナ大学(University of Arizona)の研究チームが68歳~91歳の男女を対象に行った1次調査によると、フェイスブックの使い方を習った高齢者は、作業記憶(ワーキングメモリ)内の情報の「更新」能力、すなわち新しい情報を素早く記憶したり不要になった情報を迅速に忘れたりする能力が、25%向上したという。
研究を主導したジャネル・ウォルトマン(Janelle Wohltmann)氏は、「社会活動に積極的な人の方が孤独感を感じることが少なく、より多くの社会的支援を得ることができること、また社会に溶け込んでいる人の方が高齢になっても高い認知能力を維持していることは、さまざまな文献でも指摘されている」と述べている。
一方、学術誌「Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking(サイバー心理学、行動、ソーシャルネットワーキング)」に昨年発表された別の研究は、フェイスブックのようなソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を訪問することが有益な情緒的体験だということが呼吸数や脳の活動、瞳孔の拡張から分かったと指摘している。(c)Relaxnews/AFPBB News