【2月22日 AFP】米グーグル(Google)は21日、タッチスクリーンを採用したハイエンドユーザー向け新型ノートパソコン「クロームブック・ピクセル(Chromebook Pixel)」を発表した。タブレット端末とノートパソコンを融合した製品で、米アップル(Apple)のノートパソコン「マックブック(MacBook)」に対抗する。

 クロームブック・ピクセルは米インテル(Intel)製CPUと高画質のスクリーンを搭載。米国と英国では既に販売が開始され、価格は1299ドル(約12万円)から。

 21日の時点で購入可能なモデルは、無線または有線のLANでインターネットに接続するタイプで、4月にはモバイル通信機能を搭載したモデルが1449ドル(約13万5000円)で発売される。

 グーグルのサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)上級副社長(クローム担当)によると、クロームブック・ピクセルのディスプレーの解像度は、アップルのマックブック上位モデルを含め、これまで発売されたどのノートパソコンよりも高い。

 またグーグルは、これまでクロームブックのユーザーから寄せられていた、米マイクロソフト(Microsoft)製のソフト「ワード(Word)」や「エクセル(Excel)」で作られたファイルを開く際の不具合について、解決策を提供することを約束した。これらファイルを編集できるソフト「クイックオフィス(Quickoffice)」を3か月以内にリリースするという。

 ピチャイ氏は「クロームブックは、グーグルの良いところを結集した製品。検索、地図、Gメール(Gmail)などをクリック1つで使える。われわれはスピードには徹底的にこだわるため、このクロームブックは叫び出したくなるほどの速さだ」と語っている。(c)AFP/Glenn Chapman