【12月10日 AFP】米連邦通信委員会(Federal Communications CommissionFCC)のジュリアス・ジェナカウスキー(Julius Genachowski)委員長は、航空機の離着陸時における携帯電子機器の使用禁止を緩和するよう米連邦航空局(Federal Aviation AdministrationFAA)に求めた。

 ジェナカウスキー委員長は先週、FAAのマイケル・フエルタ(Michael Huerta)長官代理に送った書簡の中で、スマートフォンなどの電子機器は経済的な生産性を上げると指摘し、FAAが規定の見直しに着手したことを支持すると表明した。

 離着陸時の電子機器の使用禁止は航空機の航法計器に影響を与える恐れがあるという前提に基づいているが、この前提に疑問を呈する報道も多い。また、フライト中に電子機器のスイッチを切るのを忘れていたという人も多い。

 FCCは数年前にもこの問題を検討したが、そのときは使用禁止解除を支持する十分な証拠が得られなかった。(c)AFP