【8月24日 AFP】スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末の特許をめぐり韓国サムスン電子(Samsung Electronics)と米アップル(Apple)が互いを訴えていた裁判で、ソウル中央地裁は24日、両社に特許侵害があったと認め、それぞれ賠償金の支払いと韓国内での販売差し止めを命じた。

 アップル側には、サムスンの特許技術2件を侵害したとして4000万ウォン(約280万円)の賠償命令。一方のサムスン側には、聯合(Yonhap)ニュースによると、アップルの特許1件の侵害で2500万ウォン(約173万円)の賠償命令が出た。

 また、ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤーズ(Dow Jones Newswires)によると裁判所は両社に対し、特許侵害が認められた製品の韓国内での販売差し止めを命じた。差し止め対象に最新機種は含まれていないという。

 サムスンとアップルはスマホ・タブレット市場での覇権を賭け、各地で訴訟合戦を展開している。韓国では前年4月、サムスンが通信技術に関する同社の特許を侵害したとしてアップルを提訴したのに対抗し、アップルが同6月にデザインやユーザー・インターフェースを模倣したとしてサムスンを逆提訴していた。(c)AFP