アノニマス、ロゴとスローガンを商標申請した仏Tシャツ会社を攻撃
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【8月6日 AFP】ハッカーの国際的なネットワーク「アノニマス(Anonymous)」のロゴとスローガンを商標登録したフランスのTシャツ業者が4日、自社販売サイトをアノニマスに攻撃されたため、登録を取り下げると発表した。
アノニマスのロゴはスーツ姿の人型で、首の上には頭の代わりにクエスチョン・マークが浮かんでいるというもの。スローガンには「我々は許しもしないし、忘れもしない」というフレーズが含まれている。
アノニマスの激怒をかったのは、アポリネール・オーフレット(Apollinaire Auffret)氏が運営するTシャツ販売会社「アーリー・フリッカー(Early Flicker)」。先週の仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)の報道で、オーフレット氏が2月に、自社で販売する衣料品やバッグ、食器などにアノニマスのロゴを使用するためにフランス産業財産庁に商標登録を申請していたことが明らかになった。
すぐにアノニマスは、動画サイト「ユーチューブ(YouTube)」に画質の粗いビデオを投稿し、アーリー・フリッカーのウェブサイトに対するサイバー攻撃を予告。仮面をかぶった人物が合成音声で声明を読み上げ「彼ら(アーリー・フリッカー)の傲慢さと無知さを、罰さないで見過ごすわけにはいかない。アノニマスは、彼らがインターネット上で営んでいるすべてのビジネスをダウンさせる」と宣言した。
4日、AFPの取材に応じたオーフレット氏は、アノニマスの一員から接触があり、ロゴとスローガンの商標登録取り下げを約束することで問題解決に至ったと述べた。同氏によれば商標登録を申請したのは、すでに他の誰かが登録していた場合、Tシャツにプリントするなどして法的問題にぶつかる可能性を懸念したためだという。
2月の商標登録以来、アーリー・フリッカーの販売業績は1日数件程度にとどまり、アノニマスのデザインが施された商品については合計500ユーロ(約4万9000円)程の売上しかなかった。一方、その間に、アノニマスのロゴの使用が禁止されたこともなく、また著作権料もまったく発生しなかったとオーフレット氏は述べている。
アノニマス側は、アーリー・フリッカーの商標登録が取り消され、公式に謝罪が発表されるまで、同社へのサイバー攻撃を続けるとしている。(c)AFP
アノニマスのロゴはスーツ姿の人型で、首の上には頭の代わりにクエスチョン・マークが浮かんでいるというもの。スローガンには「我々は許しもしないし、忘れもしない」というフレーズが含まれている。
アノニマスの激怒をかったのは、アポリネール・オーフレット(Apollinaire Auffret)氏が運営するTシャツ販売会社「アーリー・フリッカー(Early Flicker)」。先週の仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)の報道で、オーフレット氏が2月に、自社で販売する衣料品やバッグ、食器などにアノニマスのロゴを使用するためにフランス産業財産庁に商標登録を申請していたことが明らかになった。
すぐにアノニマスは、動画サイト「ユーチューブ(YouTube)」に画質の粗いビデオを投稿し、アーリー・フリッカーのウェブサイトに対するサイバー攻撃を予告。仮面をかぶった人物が合成音声で声明を読み上げ「彼ら(アーリー・フリッカー)の傲慢さと無知さを、罰さないで見過ごすわけにはいかない。アノニマスは、彼らがインターネット上で営んでいるすべてのビジネスをダウンさせる」と宣言した。
4日、AFPの取材に応じたオーフレット氏は、アノニマスの一員から接触があり、ロゴとスローガンの商標登録取り下げを約束することで問題解決に至ったと述べた。同氏によれば商標登録を申請したのは、すでに他の誰かが登録していた場合、Tシャツにプリントするなどして法的問題にぶつかる可能性を懸念したためだという。
2月の商標登録以来、アーリー・フリッカーの販売業績は1日数件程度にとどまり、アノニマスのデザインが施された商品については合計500ユーロ(約4万9000円)程の売上しかなかった。一方、その間に、アノニマスのロゴの使用が禁止されたこともなく、また著作権料もまったく発生しなかったとオーフレット氏は述べている。
アノニマス側は、アーリー・フリッカーの商標登録が取り消され、公式に謝罪が発表されるまで、同社へのサイバー攻撃を続けるとしている。(c)AFP