【6月10日 AFP】米非営利調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が6日公表した調査結果で、インターネットや電子メールを使っている65歳以上の米国人がようやく半数を超えたことが分かった。

 調査リポートによると、米高齢者のインターネット利用率は53%に上った。ただし75歳過ぎでは利用率は大幅に下がる。

 65歳以上のインターネット利用度は他の年齢グループと比べて依然低いものの、最新の調査で初めて半数に達した。過去4年間の調査では40%前後にとどまっていた。

 同センターは、18歳から29歳の97%には遠く及ばないが、過去数年間ほぼ横ばいだったため、今回の増加は意義深いと述べている。

 調査では、米高齢者の携帯電話所有率が2年前の57%から69%に上昇したことや、高齢者の3人に1人がフェイスブック(Facebook)やツィッター(Twitter)などソーシャルネットワークの利用者であることも明らかになった。
 
 調査はこの春、米国在住の成人2254人を対象に実施された。結果は同センターのウェブサイトに掲載されている。(c)AFP