【6月4日 AFP】任天堂(Nintendo)は3日、ゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(Electronic Entertainment ExpoE3)開幕を目前に控え、家庭用ゲーム機「Wii」の第2世代となる「Wii U」のゲームコントローラー「Wii U GamePad」を発表した。

 任天堂の岩田聡(Satoru Iwata)代表取締役が、同社ウェブサイトに公開した動画で新型コントローラーを紹介。5日に米ロサンゼルス(Los Angeles)で記者会見を開き、詳細を発表すると約束した。

「Wii U GamePad」は6.2インチのタッチスクリーンを搭載し、ゲームのマップなどの情報を表示できる。近距離無線通信(NFC)を内蔵しており、テレビのリモコンとして使うことも可能。また、コントローラーの画面でオンライン対戦中の相手とメッセージを交換するソーシャル機能も付いている。

 今年のE3では、米マイクロソフト(Microsoft)がXbox360の次世代機を発表しないと述べているほか、ソニー(Sony)も次世代プレイステーション3(PlayStation 3)について何も明らかにしない方針を示している。

 Wii Uについてアナリストからは、マニア向けゲーム市場でもスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末で低価格のゲームを楽しむようになったカジュアル層の市場でも苦戦するのではないかとの観測も出ている。(c)AFP

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