【2月17日 AFP】米アップル(Apple)は16日、マッキントッシュ(Macintosh、Mac)パソコン向けの最新版OS「マウンテンライオン(Mountain Lion)」のプレビュー版を公開した。開発者は即時に、一般ユーザーは今秋までに、同OSへのアップグレードが可能になるという。

「マウンテンライオン」は、「iChat」に代わる新たなメッセージ用アプリケーションを搭載。MacPC同士のほか、タブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」や「iPhone(アイフォーン)」といったiOS搭載製品との間で、メッセージや画像、動画のやり取りが無制限で可能となる。

 米マイクロブログのツイッター(Twitter)への連携機能も組み込まれており、サインインすればユーザーはサファリ(Safari)、Photo Booth、外部アプリケーションから直接ツイートできる。

 アップルによれば、「マウンテンライオン」はクラウドコンピューティングを念頭に開発された初のMac用OS。同社のクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」にMacユーザーを呼び込む狙いがあり、ティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は今週、新OSについて、人々がいつの日か孫たちと話題にする「重大な変化」の1つだと語っている。

 また、アプリケーションのインストール・ダウンロード許可をユーザー管理できるようにした新セキュリティー機能「Gatekeeper」が、マルウエアの侵入を未然に防ぐとアップルは説明している。(c)AFP/Glenn Chapman