ブラジル政府がツイッター提訴、交通取締り情報提供ツイートを問題視
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【2月9日 AFP】ブラジル政府はこのほど、米マイクロブログのツイッター(Twitter)と一部ユーザーを相手取り、スピード違反や飲酒運転の取り締まり情報を提供している複数のアカウントを閉鎖するよう求める訴訟を、中西部ゴイアス(Goias)州連邦地裁に起こした。
ブラジル政府の訴えは、警察のスピード違反取り締まり装置の設置場所や、検問の実施日時や場所に関する情報を提供しているアカウントの即時停止・閉鎖を要求するものだ。
ブラジルでは毎年約5万5000人が交通事故で死亡している。飲酒運転についても複数の州が厳罰を科している。だが、ドライバーの間では、ツイッターなどのソーシャルメディアを利用して取り締まり情報を共有する動きが広がっている。こうした動きについて、ブラジル当局側は「市民の人命と安全を直に揺るがすものだ」と批判している。
CBNラジオによると、政府が訴訟という手段に出たことへに、同国内のツイッター利用者の反応は割れている。賛成意見もある一方で、ツイート(つぶやき)が事故防止や渋滞の緩和に役立っていると政府の動きを批判する声もある。
米サンフランシスコ(San Francisco)に本社を置くツイッター社は前月、国家当局から法的な要請があれば国別に特定のツイートを非表示にする方針を表明している。(c)AFP
ブラジル政府の訴えは、警察のスピード違反取り締まり装置の設置場所や、検問の実施日時や場所に関する情報を提供しているアカウントの即時停止・閉鎖を要求するものだ。
ブラジルでは毎年約5万5000人が交通事故で死亡している。飲酒運転についても複数の州が厳罰を科している。だが、ドライバーの間では、ツイッターなどのソーシャルメディアを利用して取り締まり情報を共有する動きが広がっている。こうした動きについて、ブラジル当局側は「市民の人命と安全を直に揺るがすものだ」と批判している。
CBNラジオによると、政府が訴訟という手段に出たことへに、同国内のツイッター利用者の反応は割れている。賛成意見もある一方で、ツイート(つぶやき)が事故防止や渋滞の緩和に役立っていると政府の動きを批判する声もある。
米サンフランシスコ(San Francisco)に本社を置くツイッター社は前月、国家当局から法的な要請があれば国別に特定のツイートを非表示にする方針を表明している。(c)AFP