【1月11日 AFP】米ラスベガス(Las Vegas)で10日、家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(The International Consumer Electronics ShowCES)」が開幕した。会場には超薄型ノートPCや、多機能携帯電話(スマートフォン)の他、タブレット型情報端末や、フラット、3Dといった各種テレビが所狭しと並べられた。

 会場となったラスベガス・コンベンション・センター(Las Vegas Convention Center)には、世界各国から約3100社が出展。見本市は、アメフト競技場約35面分の広さを誇る同施設にて4日間にわたり開催される。

 同イベントを主催する米家電協会(Consumer Electronics AssociationCEA)のチーフエコノミストであるショーン・ドゥブラバック(Shawn DuBravac)氏は、期間中に2万点に及ぶ新製品の発表があると見込んでいる。特に米アップル(Apple)の「iPad(アイパッド)」が独占するタブレット型情報端末の市場では、牙城を崩そうとする50を超える新製品が紹介されるという。

 またスマートフォン市場でも、フィンランドのノキア(Nokia)がマイクロソフト(Microsoft)の基本ソフト(OS)搭載の新製品を発表。アップルの「iPhone(アイフォーン)」や「ブラックベリー(Blackberry)」、米グーグル(Google)のOSアンドロイド(Android)搭載端末で占められている米国内市場でのシェアを押し上げたい考えだ。

 上記カテゴリー以外では、「ウルトラブック」と呼ばれる超薄型ノートPCにも注目が集まっている。また、有機ELディスプレー(OLED)や3Dテレビといった最新技術搭載製品も、主にアジア圏のメーカーにより出品されている。

 CESではまた、センサーやコンピュータチップが内蔵され、さらにはインターネットを使用するなど、より賢くなっている冷蔵庫や食洗機といったいわゆる白物家電や車にも注目が集まっている。(c)AFP/Chris Lef

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