【1月11日 AFP】米検索サイト・グーグル(Google)は10日、同社SNS「グーグルプラス(Google+)」およびウェブアルバム「ピカサ(Picasa)」のコンテンツが検索結果に反映されるよう変更を加え、よりパーソナルな検索結果が得られるようになったと発表した。

「サーチ・プラス・ユア・ワールド(Search plus your world)」と呼ばれるこのサービスは、サーチエンジン業界トップの同社にとって一大変革になると目されている。

 両サービスのコンテンツについては、その利用者による反映の許可が必要。許可されたグーグルプラスおよびピカサのコンテンツは、グーグル検索を利用する際にログインしていれば、検索結果に含まれる。

 グーグル社のベン・ゴメス(Ben Gomes)氏は、「試してみたけど、検索の概念それ自体が一変した。例えば僕が(インドの)バンガロールを検索すると、街の情報のみならず、自分が育った家の写真が見れたりもする」と語った。

 同氏によると、マウスオーバー(マウスのカーソルを画像の上に移動させること)で、その写真をアップロードした場所や人についての情報が表示されるという。

「グーグルプラス」では、「ソーシャルサークル(Social Circle)」という機能を用い、家族や友人、同僚といったそれぞれのグループごとに写真や動画などのコンテンツを共有したりコメントを残したりすることができる。

 グーグルは、SNSの首位に立つフェイスブック(Facebook)に対抗するべくサービスを強化し、オンラインコミュニティー市場に食い込みたい考えだ。(c)AFP