【12月29日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)で28日、購読契約を解除した数人の読者に送られるはずだった「購読料4ヶ月間50%オフ」を案内する電子メールが、誤って860万人に向けて送信されてしまう騒ぎがあった。

 NYタイムズ紙広報によると、問題のメールは購読契約の解除を申請した読者に対し、契約を継続するなら購読料を16週間半額にする特別サービスの提供を案内する内容だった。あて先はごく限られた読者だったが、うっかりメーリングリスト掲載の全員に送信してしまったという。メーリングリストには購読者など、同紙にメールアドレスを登録していた860万人ものアドレスが記載されていた。

 この騒ぎによるプライバシー漏えいなどセキュリティー上の問題はないという。NYタイムズ側は当初、送信されたメールはスパムメールで、同紙が送信したものではないと発表していた。(c)AFP