【12月4日 AFP】アクセス解析調査会社の米スターカウンター・グローバル・スタッツ(StatCounter Global Stats)は1日、世界全体の11月のブラウザーシェアで、米グーグル(Google)の「Google Chrome(グーグル・クローム)」がモジラ財団(Mozilla Foundation)の「Firefox(ファイアフォックス)」を初めて抜いたと発表した。

 11月のブラウザーシェアはグーグル・クロームが25.69%、ファイアフォックスが25.23%で、それぞれ2位と3位だった。1位は依然、米マイクロソフト(Microsoft)の「インターネット・エクスプローラー9(Internet ExplorerIE)」で、40.63%と他を圧倒している。

 しかし、スターカウンターのオードハン・カレン(Aodhan Cullen)CEOは、「クロームの拡大ペースがこのまま続けば、世界市場でIEの真のライバルとなり、マイクロソフトとグーグルの間で面白い競走になるのではないかと楽しみにしている」と述べている。

 一方で、米調査会社ネット・アプリケーションズ(Net Applications)が2日に発表した調査結果によると、年間を通じてはクロームがシェアの差を縮めつつあるものも、ファイアフォックスが依然、2位を堅持している。米国に限ると、スターカウンターの調査では、ファイアフォックスはシェアを失い始めてはいるものの20.09%と、10.89%のクロームを引き離している。また、IEは半分を超える50.66%となっている。(c)AFP