【11月25日 Relaxnews】ログインが必要なウェブサイトやアカウントが増え、新しく固有のパスワードを考えるのが難しくなった昨今。多くの人が同じパスワードを繰り返し使ったり、覚えるのが簡単なパスワードを作ったりしている(両方の場合もある)。

 パスワード管理アプリメーカー「SplashID」によると、今年最もよく使われたパスワードは上位5位は、 「password」「123456」「12345678」「qwerty(キーボード最上段左から6つ)」「abc123」「monkey」だった。いずれも毎年、よく使われるパスワードのリストに登場する常連たちだ。

 これは、人びとがパスワードを変更しないか、オンライン上のIDを安全に保つ重要性を理解していないかのいずれかを示している。

「もしあなたが『password』というパスワードを使うことが賢明だと考えているなら、今こそ賢くなって変革を起こすときだ。『o』を『0(ゼロ)』に変えればいいって?たいした改善にはならない」と、SplashIDは忠告している。

 同社のモーガン・スレイン(Morgan Slain)最高経営責任者(CEO)は、「ハッカーは一般的なパスワードを繰り返し試して、多くのアカウントに簡単に侵入することができる」と語り、簡単な数字の並びや、ありがちな短い単語をパスワードに使うのは、詐欺やID盗難の危険に身をさらしているようなものだと指摘した。

 米マイクロソフト(Microsoft)は、同社の「セーフティとセキュリティセンター(Safety and Security Center)」のサイト上で、安全なパスワードを作るコツは「長さと複雑さ」だとアドバイスしている。複数の単語とスペースを組み合わせたフレーズにすることで、安全性が高まるだけでなく、ずっと覚えやすくもなるという。

 あなたのパスワードが破られるのにどのくらいの時間がかかるか知りたければ、http://howsecureismypassword.netにアクセスして試してみるといい。

 SplashIDが発表した2011年に最もよく使われたパスワード・トップ25は以下の通り。なお、このリストは、ハッカーたちがネット上に投稿した「盗まれた大量のパスワード」を同社が整理して得たものだ。

password
123456
12345678
qwerty
abc123
monkey
1234567
letmein
trustno1
dragon
baseball
111111
iloveyou
master
sunshine
ashley
bailey
passw0rd
shadow
123123
654321
superman
qazwsx
michael
football

(c)Relaxnews/AFPBB News