【11月8日 AFP】米書店大手バーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)は7日、電子書籍端末「ヌック(Nook)」の新機種「ヌック・タブレット(Nook Tablet)」を発売すると発表した。タブレット型の新機種で、米アップル(Apple)の「iPad」やインターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の電子書籍端末キンドル(Kindle)に競争を挑む。

 バーンズ&ノーブルとアマゾンは、ともに電子書籍端末の分野では先駆者だが、ほぼ「iPad」の独占状態にあるタブレット端末市場にも参入を果たした。

「ヌック・タブレット」の価格は249ドル(約1万9500円)で、アマゾンが15日に発売する最新機種「キンドル・ファイア(Kindle Fire)」より50ドル(約3900円)高いが、「iPad」よりは250ドル(約1万9500円)も安い。

 スクリーンのサイズは「キンドル・ファイア」と同じ7インチ。9.7インチの「iPad」より若干、小型だ。メモリー容量は16GBで、バッテリー駆動時間は電子書籍端末としての使用では11時間半、動画視聴の場合は9時間だという。

「ヌック・タブレット」は、電子書籍端末としての機能に加え、無線LAN環境でインターネットや電子メール、テレビや映画視聴、音楽などが楽しめる。 また、バーンズ&ノーブルのオンラインストアには、250万タイトルの書籍が揃う。

「ヌック・タブレット」は、全米の約700店舗で17日に発売される。(c)AFP