【9月9日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は8日、レストラン評価ガイドを発行する「ザガットサーベイ(Zagat Survey)」を買収したと発表した。買収額は明らかにされていない。地域情報の提供強化が狙い。

 グーグルのマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)副社長(地域、地図、ロケーションサービス担当)は「ザガットはわれわれの地域サービスの土台となる」と話した。

 ザガットサーベイは30年以上前にニューヨーク(New York)で創設され、世界の100都市以上について、利用者35万人以上から寄せられた情報によるレストラン評価を提供している。近年は「イェルプ(Yelp)」などの無料サイトとのオンライン上での競合に直面し、2008年1月から売りに出ていた。

 グーグルは2年程前、イェルプの買収を試みたが、失敗に終わっている。(c)AFP