【8月30日 AFP】スマートフォン(多機能携帯電話)向けゲームとして世界で人気の「アングリーバード(Angry Birds)」が、香港(Hong Kong)で月餅になって登場した。

 2009年、米アップル(Apple)のモバイルOS(基本ソフト)向けに発表されたこのゲームは、漫画風に描かれた羽のない鳥を主人公としている。盗まれた鳥たちの卵を取り戻すため、プレイヤーは敵のブタの陣地目がけてパチンコで鳥を飛ばす。

 そのあまりの人気ぶりから、香港のレストランが製造元と契約し、キャラクターの月餅を登場させた。月餅は中国の「中秋節」(今年は9月12日)に食されるお菓子だ。

 味はチョコレート味と、マンゴー&グレープフルーツ味の2種類。価格は2個で38香港ドル(約370円)。14日に行われた香港の「フード・エキスポ(Food Expo)」で発表されると、ファンが次々と購入した。

 アングリーバードはその人気から、主要なスマートフォン、パソコン、家庭用ゲーム機への移植も進んでおり、現在では1億2000万人以上が携帯端末で楽しんでいるという。(c)AFP