【8月30日 AFP】米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が年内にも発売すると報じられているタブレット型端末。テクノロジー調査会社フォレスター・リサーチ(Forrester Research)は、アップル(Apple)のiPad(アイパッド)にとっては初めての真のライバルになり得ると予測している。

 同社アナリストのサラ・ロットマンエプス(Sarah Rotman Epps)氏は、「(アマゾンの)採算が合わなくてもハードウエアを売りたいという意欲にブランド力、コンテンツ、クラウド・インフラの強さと商業資産が相まって、(同社製タブレット型端末は)iPadの唯一確かな競合相手になるだろう」と述べた。

 また、アマゾンが価格を300ドル(約2万3000円)未満に設定した場合、需要を満たすだけの十分な供給量があると仮定して、第4四半期だけで300~500万台が売れると予測した。

 さらに同氏は、電子書籍端末キンドル(Kindle)のメーカーでもあるアマゾンが、アップルだけでなく他のタブレット型端末メーカーの製品戦略をも根底から覆す潜在力を持っていると指摘する。

 iPadは、第3四半期の販売台数925万台と、タブレット型端末市場を独占している。(c)AFP/Chris Lefkow

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