【8月25日 AFP】米アップル(Apple)は24日、創業者のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が同日付で最高経営責任者(CEO)を辞任したと発表した。会長職にはとどまるという。

 後任にはティム・クック(Tim Cook)最高執行責任者(COO)が就任した。

 ジョブズ氏辞任の理由は明らかにされていない。2009年の肝臓移植手術とそれに伴う長期の病気療養、公式イベントでのやせ衰えていく姿など、同氏が抱える様々な健康問題が、日常業務から手を引かざるを得なくなるとの憶測を呼んでいた。

 クック新CEOは、ジョブズ氏の休業中にアップルを運営し、今年初めからは実質的に日々の経営を任されていた。アップルは4~6月期、史上最高の売上高と純利益を記録した。

 ジョブズ氏はアップルの「心臓と魂」と表現されてきただけに、アナリストや投資家らは、同氏が去った後のアップルの行く末を繰り返し懸念してきた。

 ジョブズ氏のCEO辞任を受け、同日の米株式市場の時間外取引で、アップルの株価は5.3%下落した。(c)AFP/Glenn Chapman

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