【8月24日 AFP】イスラエル司法省は22日、米グーグル(Google)の地図情報サービス「ストリートビュー(Street View)」のための街頭撮影を許可したと発表した。

 司法省によると、イスラエルのデータ保護監視機関ILITAが前週、判断を下した。

 ILITAはグーグルに対して、公開後のストリートビュー画像にぼかしの必要な部分が発見された場合には、住民がグーグル側に修正を要請できる確実な方法を提供するよう求めた。また、ストリートビュー用の写真撮影車両の順路を事前に明確に公開するとともに、撮影車両にはそれと判別できるマークをはっきりとつけることも求めた。写真撮影は数週間以内に開始される見通し。

 グーグルイスラエルの広報担当者は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)内にあるユダヤ人入植地を撮影するかどうかについてや、パレスチナ自治区内でもストリートビューのサービスを開始するかどうかについてはコメントしなかった。

 近距離で撮影した各所の3D画像を提供するストリートビューをめぐっては、武装勢力による攻撃に利用される恐れがあるとして、イスラエルの閣僚らは半年前に国内の撮影に懸念を表明していた。(c)AFP/Hazel Ward