【6月1日 AFP】米アップル(Apple)は5月31日、病気療養のため休職中のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO、56)が、サンフランシスコ(San Francisco)で6日に行われる世界開発者会議で、新OS「ライオン(Lion)」を公開すると発表した。

「ライオン」は、マッキントッシュ(MacintoshMac)」向けOS「Mac OS X」の8代目となる。アップルによると、世界開発者会議では、クラウドコンピューティングを利用した音楽配信サービス「アイクラウド(iCloud)」も発表される予定だという。

 ジョブズ氏は1月から最高経営責任者の役職は維持したまま休職している。ジョブズ氏が治療で休職するのは2004年以降で3度目。アップルはジョブズ氏の病気について詳しい発表はしていないが、同氏は2004年に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、2009年には肝臓移植を受けた。(c)AFP/Glenn Chapman