【5月30日 AFP】英イングランドのサウスタインサイド(South Tyneside)議会は29日、米マイクロブログ「ツイッター(Twitter)」にユーザーの個人情報開示を求める訴えを米カリフォルニア(California)州地裁に起こし、同社から情報開示を受けたことを明らかにした。

 サウスタインサイド議会によると同議会は、議員や議会職員らの中傷記事を掲載するブログ運営者で「Mr Monkey(ミスター・モンキー)」と名乗る人物の身元情報を得るため、ツイッター社を相手取り法的措置を取った。訴えを受けてツイッター社から代理人の弁護士に個人情報が開示され、現在、専門家が情報を分析しているという。

 AFPの取材にツイッター社は応じていないが、広報担当の1人が英BBCに対し「個別の命令や要請についてコメントはできない」と述べた上で、「アカウント情報を開示する前にはユーザーに通知している」と説明している。

 英国ではツイッターをめぐり、英高等法院が実名報道を禁じた不倫疑惑の匿名サッカー選手として、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のライアン・ギグス(Ryan Giggs)選手の名前がツイッターで拡散する騒ぎがあったばかり。(c)AFP

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