【5月16日 AFP】ゲームソフト大手スクウェア・エニックス・ホールディングス(Square Enix Holdings)は14日、欧州子会社の運営するウェブサイトに外部から不正アクセスがあり、顧客2万5000人分の電子メールアドレスと、採用選考に応募した350人分の履歴書が流出したと発表した。

 外部からの侵入があったのは、英子会社のSquare Enix Ltd(本社ロンドン)の運営するEidosmontreal.comなど複数のウェブサイト。情報流出を受けて、同社はセキュリティー強化のためサイトを一時的に閉鎖した。

 流出した情報には、クレジットカード情報は含まれていないという。

 スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジー(Final Fantasy)」や「ドラゴンクエスト(Dragon Quest)」などの人気ゲームシリーズを手がける大手メーカー。

 ゲーム会社を標的としたハッカー攻撃では、ソニー(Sony)の家庭用ゲーム機「プレイステーション(Playstation)」のネットワークサービスへの不正アクセスでユーザーの個人情報が流出したばかり。同社が遮断していたサービスを15日から再開すると発表した矢先の新たな攻撃発覚となった。(c)AFP

【関連記事】プレステ個人情報流出、米ユーザーらがソニー集団提訴