【5月3日 AFP】ソニー(Sony)は2日、同社の米子会社ソニー・オンラインエンタテイメント(Sony Online EntertainmentSOE)が運営しているシステムがハッカーに侵入され、ユーザーのクレジットカード番号やデビットカード番号が盗まれた可能性があると発表した。近日中に該当するユーザー全員に通知するという。

 当初ソニーは、顧客情報は盗まれていないと見ていたが、SOEの技術者とセキュリティコンサルタントが調査した結果、1日になって顧客情報が盗まれた可能性があるとの結論に達したという。SOEの約2460万件のアカウントと、過去のデータベースからユーザー情報が流出した可能性がある。

 このうち、米国外のユーザーのクレジットあるいはデビッドカードの番号と有効期限が約1万2700件、オーストリア、ドイツ、オランダ、スペインのユーザーのデビッドカードの購入履歴に関する情報約1万700件が流出したと見られるという。

 SOEは米カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)に本社を置いている。ソニーでは「プレイステーション(Playstation)」のネットワークサービスでもハッカーの攻撃によるユーザー個人情報が流出した恐れが出ている。(c)AFP