【5月2日 AFP】ソニー(Sony)は1日、同社の家庭用ゲーム機「プレイステーション(Playstation)」のネットワークサービスがハッカー攻撃をうけ、クレジットカード情報などのユーザー個人情報が流出した恐れが出ている問題について謝罪した。

 都内で開かれた会見で、平井一夫(Kazuo Hirai)副社長は、影響を受けた約7700万人のユーザーに向けて陳謝し、セキュリティ対策の強化を言明した。

 安全のために、現在、サービスを停止しているプレイステーション・ネットワーク(PlayStation Network)とビデオ配信サービス「キュリオシティ(Qriocity)」については、セキュリティの問題点を改善中で、来週から段階的にサービスを再開できる見通しだという。

 ユーザーに対しては、迷惑や心配をかけたお詫びとして、特定コンテンツの無料ダウンロード、定額制サービスパケージの30日間無料提供などを行う。

 さらに、個人情報の保護強化や暗号の高度化を目的としたセキュリティ対策として、新たな管理職、Chief Information Security Officer(CISO)を設置すると発表した。

 ソニーでは、ハッカー攻撃が発覚した後、ユーザーに個人情報が悪用された場合の自衛策として、パスワードを変更し、アカウント情報やクレジットカードの購入履歴をチェックするよう呼びかけている。(c)AFP/David Watkins

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