【3月8日 AFP】米インターネット大手グーグル(Google)は7日から北米と欧州で、リアルタイムの交通情報に基づいてスムーズに通過できる道をドライバーに教える新サービス、「グーグル・マップ・ナビゲーション(Google Maps Navigation)」のテスト版の提供を開始した。

 複数のルートを提示すると共に、渋滞の状況を赤、緑、黄の色に分けてリアルタイムで表示して、通過にかかると思われる所要時間を示す。これまでも目的地に最も早く着くルートを示していたが、リアルタイムの交通状況は加味されていなかった。

 グーグル・マップ・チームのソフトウエア・エンジニア、ロイ・ウィリアムズ(Roy Williams)氏はブログで、「新バージョンでは最短距離や高速道路を使うルートなど追加条件に基づいたルートも提供する。経路アルゴリズムに現在と過去の交通状況に関する知識を合わせ、複数の候補の中から自動的に最適なルートを表示する」と説明している。(c)AFP