コンピューターと人間のクイズ対決2日目、「ワトソン」が大きくリード
このニュースをシェア
【2月16日 AFP】米人気クイズテレビ番組「ジョパディ!(Jeopardy!)」での米IBM製スーパーコンピューター「ワトソン(Watson)」と人間チャンピオン対決の2日目は、「ワトソン」の圧勝に終わった。
「ジョパディ!」は、地理や政治、歴史、スポーツなどさまざまなジャンルで、与えられたヒントが回答となる元の質問を当てるという形式のクイズ番組。先にブザーを鳴らした者が回答できる。1人目の回答者が不正解だった場合は、2番目にブザーを鳴らした者に回答権が移る。
3日間の日程で行われている対決では、同番組で最高額となる325万ドル(約2億7200万円)の賞金を獲得したブラド・ラッター(Brad Rutter)さんと、74回連続チャンピオンの記録を持つケン・ジェニングス(Ken Jennings)さんが「ワトソン」と対戦している。
この日も「ワトソン」はほとんど全問正解だったが唯一、最終問題が不正解だった。
最終問題のジャンルは「米国の都市」で、ヒントは「この都市最大の空港は第二次世界大戦の英雄に、第二の空港は第二次世界大戦での戦闘にちなんで名づけられた」というもの。これに「ワトソン」が「トロント(Toronto)とは何?」と答えると、会場からはため息が漏れた。続いてジェニングスさんが正解のシカゴ(Chicago)と回答。ラッターさんも正解だった。
それでも2人とも、「ワトソン」のリードに迫ることはかなわず、対決2日目は、「ワトソン」が獲得金額3万6681ドル(約307万円)でトップとなり、2位のラッターさんが5400ドル(約45万円)、ジェニングスさんが2400ドル(約20万円)で終了した。
「ワトソン」は30問中24問で対戦相手の2人よりも先にブザーを鳴らした。(c)AFP