【1月13日 AFP】ドイツのソフト開発会社X-Pireは12日、SNSサイトや写真共有サイトにアップロードした写真を一定期間後に表示できなくするソフトウェア「X-Pire!」の正式版を近日公開すると発表した。

 プライベート写真がインターネットに出回ったばかりに恥ずかしい思いをしたり、就職に失敗したりする例が増えているが、このソフトはそのような「悲劇」を防ぐことに一役買うとみられる。

 アップロードする前に写真をこのソフトにドラッグして、一定期間有効な「鍵」を写真に割り当てると、有効期間が切れた後にその写真を見ようとしても表示されなくなるという。

 フェースブック(Facebook)などのSNSサイトでは写真の削除が可能だが、X-Pire創設者のミハエル・バッケス(Michael Backes)氏いわく「ほとんどのユーザーは、プライベートな情報を大量にアップロードした揚げ句、ほったらかしにしている。パスワードを忘れる人もいる」。X-Pire!は、データ保護の方法を覚えるよりも手っ取り早い解決を求める一般ユーザー向けのソフトだという。利用料金は1か月あたり2ユーロ程度という。

 ただし、このソフトを使っても、有効期限が来る前に第三者がダウンロードした写真を表示できなくすることはできない。(c)AFP