iPadにiPhone4、ヒット連発した2010年のアップル
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【12月27日 AFP】2010年、米アップル(Apple)はタブレット端末「iPad」や最新の「iPhone」の成功で、株式の時価総額で米マイクロソフト(Microsoft)を抜いて米IT業界の首位に立った。
また、英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)は「今年の人(Person of the Year)」に、アップルの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏(55)を選出した。
「10年ほど前、ジョブス氏もアップルも失敗したと言われていた。ジョブス氏やアップルがテクノロジーの未来を切り開く可能性は無いとされていた」とFT紙は述べた上で、アップルとジョブス氏が「現代のビジネス史における最大のカムバックを果たした」と称賛した。
さらに、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領も22日の会見で、自由市場の長所を示す好例だと述べ、ジョブス氏の成功を称賛した。
■iPadとiPhoneの成功
iPadは米国市場でことし4月に発売され、9月末までに800万台を売り上げた。FT紙は、マウスやマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ(Windows)」なしのコンピューターの世界をかいまみせるものだとiPadを評価した。
しかしことしのアップルのヒット商品はiPadだけではなかった。「iPhone 4」は2010年第4四半期(7~9月期)に前年同期比91%増の1410万台を販売した。
また、ジョブス氏が「趣味でやってる」と語った「Apple TV(アップルTV)」でさえ、売り上げが伸びている。
■時価総額でマイクロソフトを抜く
アップルは5月に株式の時価総額でマイクロソフトを抜いた。3000億ドル(約25兆円)近いアップルの時価総額を上回る企業は、石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)と中国最大の石油企業ペトロチャイナ(中国石油天然気、PetroChina)の2社のみだ。
アップルの株価上昇について、投資会社Meeschaert New Yorkのアナリスト、グレゴリ・ボロキン(Gregori Volokhine)氏は「まったくの異例」と評価する。「アップルはただの会社以上のものだ。文化現象になった。今後の困難は、(顧客を)失望させないことだろう」
(c)AFP/Veronique Dupont
また、英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)は「今年の人(Person of the Year)」に、アップルの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏(55)を選出した。
「10年ほど前、ジョブス氏もアップルも失敗したと言われていた。ジョブス氏やアップルがテクノロジーの未来を切り開く可能性は無いとされていた」とFT紙は述べた上で、アップルとジョブス氏が「現代のビジネス史における最大のカムバックを果たした」と称賛した。
さらに、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領も22日の会見で、自由市場の長所を示す好例だと述べ、ジョブス氏の成功を称賛した。
■iPadとiPhoneの成功
iPadは米国市場でことし4月に発売され、9月末までに800万台を売り上げた。FT紙は、マウスやマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ(Windows)」なしのコンピューターの世界をかいまみせるものだとiPadを評価した。
しかしことしのアップルのヒット商品はiPadだけではなかった。「iPhone 4」は2010年第4四半期(7~9月期)に前年同期比91%増の1410万台を販売した。
また、ジョブス氏が「趣味でやってる」と語った「Apple TV(アップルTV)」でさえ、売り上げが伸びている。
■時価総額でマイクロソフトを抜く
アップルは5月に株式の時価総額でマイクロソフトを抜いた。3000億ドル(約25兆円)近いアップルの時価総額を上回る企業は、石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)と中国最大の石油企業ペトロチャイナ(中国石油天然気、PetroChina)の2社のみだ。
アップルの株価上昇について、投資会社Meeschaert New Yorkのアナリスト、グレゴリ・ボロキン(Gregori Volokhine)氏は「まったくの異例」と評価する。「アップルはただの会社以上のものだ。文化現象になった。今後の困難は、(顧客を)失望させないことだろう」
(c)AFP/Veronique Dupont