【12月15日 AFP】村上春樹(Haruki Murakami)さんの「1Q84」や東野圭吾(Keigo Higashino)さんの小説が電子書籍化され、米アップル(Apple)のオンラインショップApp Store(アップストア)で販売されていた問題で、日本書籍出版協会(書協)など出版4団体は14日、アップルジャパンに抗議するとともに、販売の停止を求めた。

 書協、日本雑誌協会、日本電子書籍出版社協会、デジタルコミック協議会の4団体によると、小説の一部は著者や出版社の指摘を受け削除されているが、多くは依然として出回っているという。4団体はまた、海賊版の削除要請やデジタル上の著作権侵害への対応に特化した部署を立ち上げるよう要請。「著作権侵害物を配信することは違法行為の幇助(ほうじょ)である」とする声明を発表した。(c)AFP